関西弁、ともうしましたが私、正直関西の人間によいイメージがない。
そりゃあ関西の人には心温かいひとや、アナルのしまりがよい人、または簡単に股ひらいて手を打って、その手を股間に・・・とすばらしい人材がたくさんそろっているのだろう、とは思いますが、どうにも僕に関西の経験が少ないのか、関西にまとわり着く悪いイメージは払拭できない。
こんなことをいうと関西圏に住んでいらっしゃるアナル、もしくはオミャンコのかたがたは「ナニヌカシテンネンボケコロスゾ」とかいう意味不明なバルバロイチックな言葉でこちらを牽制し返してくるのであろう。
いや、まてまて、あせるのはよくないぞ。僕は喧嘩を売っているのではない。まずそのことをわかってほしい。
僕は確かに関西圏民に対して不信を抱いているところがある。
しかし、そんな僕にも関西圏にひとつだけ、僕は憧れを持っていた。
京都。
ちまたでは「どこか遠くに行きたい・・・」と仰せられる24時間年中無休の五月病患者の方々があふれかえっている。
これをごらんになっている小市民の方々もたぶんそんなシチュエーションに出会ったことはあるのだろう。
「SO☆U☆DA!!KYOTOにいこう!!」
しばしば耳にはさむこのような言葉、あなた方は使ったことがないだろうか、いわんや、おや。
いまや How are you ? ⇒ Fine thank you, and you? のような、いわば一般常識(コモンセンス)とまでなっている。昨年のワロス大学の試験にもこのような問題が出たらしい。
このようにKYOTOとは、人に何かを与えてくれるホーリープレイス(約束の地)と思われるのは致し方ないことだと思う。
そんな僕も例に漏れずにKYOTOに幻想を抱いていた。
まことしやかにKYOTO☆DEN☆SETUがささやかれていた時代、ちょうど僕が高校生の時のだった。その年の僕らの修学旅行の行き先は、魅惑のまち、京都だったのだ。
原町「ちっきしょう・・・!!KYOTOに行けばヤリヤリのマンマンにあえるってのに俺のチンコにはフォアダイスが・・・っ!!!」
友人「んだ、おめぇチンコさぶつぶつできでっど女から嫌われっどww」
僕も友人も信じ込んでいた。
僕らのKYOTOのイメージ、それは無法地帯。いうなれば、性のスラム・ストリート。もちろん銃撃戦もある。バレットは一億を超えるのだ。
KYOTOにいければ、必ずヤれる。無条件でヤれる。ていうかほられちゃったりもする。女学生はがりがりクンをおごってやるよ、という囁きに胸とミャンコを焦がし、町を歩く男どもは第三の足を起用におったてて歩く、とまで思っていた。
そんな根拠のない幻想が僕と友人を仙台のマツモトキヨシ(原町駅から約一時間半)へといざなったのは、致し方なかったのだろう。僕らは、地元でコンドー氏を欠く勇気は、でなかった。それと同時に仙台までの道中、僕は友人とホットドックプレスを読みあい、どのような体位によってオミャンコを高められるかを研究していた。
時が来て、修学旅行の前日。
正直、僕は眠れなかった。
とりあえず帰ってきたら友人に「俺、一晩だけで終わったミャンコとヤったときさ〜www」というあの魅惑の台詞をぶつける、そして羨望のまなざしを受ける。そんな妄想がノンストップダンシングしていた。
睡魔が性欲に勝つ。
高校生とは無限の可能性を秘めているのだ。 -------ガガーリン
どうやらそれは友人も同じらしく、彼は「とりあえず見ず知らずの女にしばってもらいてぇwww」という脳髄までムチとロウソクで構成されていそうな発言をしていた。もちろん、彼の旅行かばんの中には携帯用手錠が用意されていた。
まぁ、結果からいって、そんな性欲むき出しの高校生には誰も声を変えてくれるわけがなく、僕達は夢を奪われた。
待っていたのは寺、寺、寺。
おいKYOTOよ、俺達の煩悩真っ盛りにしておいてお前はなんだよ。「煩悩けしてくださいねwww」とかなに空気よめねぇこといってんだよ。俺達はな、寺なんて関係ないんだ。宗教とか、そういうものを通り越した人間のつながり、そうセックスがしたかっただけなんだよ!!!!セックスこそが全人類を救う手立てだって、KYOTOよ、お前が教えてくれたのに・・・っ!!!
それから何年かしてから、僕と友人は京都の私立大学を受けた。なんかどーしちゃったのwwみたいな感じの名前だったが、今では覚えていない。最初から行く気などなかった。復讐。あのときの期待を粉々に砕いた京都への復讐だった。
・・・そんなこともあったべなw」
僕はタバコをふかしながら友人にはにかんだ。
久しぶりに会った僕達は練馬の片隅で互いの人生を語り合っていたのだ。
彼とは結局別の大学に進むこととなったが、それぞれの道は違くても、やはり彼と僕との絆は結ばれていた。
ああ、こいつがいたらもっと今の大学がおもしろかったりしたんだろうな・・・
そんなことを思いながら、駅まで彼を見送る。
別れ際に、友人は、満面の笑みを浮かべてこういった。
「いうても俺いまKYOTOでヤリヤリですわwww」
その日僕は初めて人を本気で殴って警察にとめられた。
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